![]() 自分1人だけの夕食に、はりきってベンガル料理を作ってしまいました。 何やってるんだろ、私。 *** さかのぼること、数日前。 バングラ人の友人宅で料理の話になりました。 友人「日本料理は健康にはいいかもしれないけど、Sはベンガル料理を家でも食べるべきだよ。タブラ叩くためには、ベンガル料理食べて、もっと体に肉つけなくちゃ。」 私「でも、ベンガル料理、作り方わからないもん。」 友人「(台所に向かって)お母さーん、Sに料理教えてやってー!」 お母さん「いいわよ!S、こっちに来なさい!」 強制料理教室・・・。 友人のお母さんと、置き包丁のある台所の床に座って、みっちりと、ローカルご飯の炊き方から教わりました。 実は私、「いつかはベンガル料理できるようになりたい」と思いつつ、バングラデシュ来てからの2年半、誰にも教わることなく、外で食べるだけで、自分では全く作ったことがなかったの。ベンガル人の知り合いには「料理教えて!」と頼むだけ頼んで、そのまんまでした。 でも、この強制料理教室のおかげで、大好物の「じゃがいも・ゴーヤのカレー」ができるようになりました。 友人のお母さん、ありがとう! そのカレー、必要なスパイスはターメリックだけで超簡単なもんだから(友人のお母さん曰く「ファーストフード」)、その後、ローカル米も買ってきて、家で時々作ったりしていました。 そして、今日。 また「じゃがいも・ゴーヤカレー」作ろうかしら、と思ってたのだけど、先日、知人から日本語のベンガル料理の本を貰ったことを思い出しました。 今まで、スパイスを揃えるのが面倒でベンガル料理を作らなかったのだけど、台所を調べてみたら、なんと、チキンカレーの材料、全てある!ヨーグルト、にんにく、生姜はもちろん、ガラムマサラの原料の、シナモン、カルダモン、クローブ、全部ある!むしろ、日本料理よりもベンガル料理の材料の方が揃ってる!! ってことで、勢いで、チキンカレーも作ってしまいました。 で、ご飯山盛りにして、味がちょっと薄かったから、バングラ式に塩かけて、満腹!の後は、ドゥドチャ(ミルクティー)で一服。 *** こないだから、毎週のようにサリーコスプレして外出したり(そういえば、日本人女子の飲み会も、1人だけサリーで参加しました。)、とんちんかんな行動に出ていますが、料理もバングラ色に染まってきました。 私、何になりたいんでしょうか。
マザーハウスの山口絵理子さんの「裸でも生きる」を読みました。
マザーハウス http://www.mother-house.jp/ 山口絵理子「裸でも生きる」 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062820641/ 「マザーハウスって何?」「山口絵理子さんって誰?」って人は、自分で調べるように。 山口恵理子さんは直接お会いしたことはないけど、エクマットラを通して名前は良く聞いていたので、とても興味のある方でした。 そして、半年前、「情熱大陸」を見たのだけど、すごいね、絵理子さん。 もう、ただただ、びっくり。 で、今日、自伝の「裸でも生きる」をやっと読むことができました。 本当にすごいわ、絵理子さん! ビジネスを通して社会貢献、って事や、20代で起業、ってことも、もちろんすごいんだけど、それよりも、何よりも、バングラデシュで外国人の女の子がゼロから何かをした、ってのが、本当にすごい。 バングラデシュは「男性社会」「権利主義」「年功序列」なもんだから、肩書きも何もない外国人の女の子が何かをするのって、とっても大変なのです。 何か権利を持っていたらいいのかもしれないけれど、どこの骨だか分からん若い女子っつーのは、本当に周りの扱いが酷い。 時々、こっちでバングラ人に揉まれて生活している日本人女子とも話すんだけど、何かをバングラ人男性に頼んだりしても、最初っから下に見られているから、全然動いてくれない、ってことが良くあります。「この小娘が」って思われてて、全く話を聞いてくれないとか。 私が遭遇してるのは、絵理子さんのような大きなことではないけど、元々人間が小さいもんだから、小さい事でも、かなりダメージ受けています。。。 例えば、今日。 私のお気に入りの服を洗濯して、アパートの屋上に干したら、消えていました。 前にも、オロナやら、猫のトイレやら、いろんなものが無くなってるから、またか、と思いながら、一階の管理人に話をしに行きました。管理人は私より5歳ぐらい年上のバングラ人男性。 「私の服が無くなっちゃったんだけど、他の部屋全部に電話して、間違えて持っていっていないか、聞いてくれませんか?」 「いやー、それはー、できません。もし、電話したら、そこの住人が怒ります。」 「どうして?お手伝いさんが間違えて持っていっていないか確認してもらうだけでしょ?」 「いやー、でもー、みんな怒るだろうから、私は電話できません。電話したくありません。」 ブチッ!(私の堪忍袋が切れる音) 「何言ってんの!みんなが怒るかもしれないって言うけど、服が無くなって、私が今怒ってるの!なんで私が怒るのは良くって、他の住人が怒るのは嫌な訳?あなたの仕事は何なのよ!」 「でもー、電話できません。」 「電話しなさい!」 「いやー、電話できません。」 「電話しなさい!」 ・・・ と、この押し問答がしばらく続いて、しばらくたってから、他のバングラ人がやってきたので事情を話したら、その人が他の部屋に電話をしてくれて、使用人達が帰るときには荷物を全部チェックすることを約束してくれました。 最初に「電話できない」と言い張った管理人は、私のことを良く知らないのだけど、後から来た人は、私のステイタス(外国人のマダムだとか、どんな交友関係があるかとか。)を良く知っていたから、ちゃっちゃと行動してくれたのです。 こういうの、日常茶飯事! 普通に会話していたら、いい加減な対応を取られて、仕方なく途中から怒り狂って交渉したら、やっと話を聞いてもらえる、ってことも良くあります。買い物、乗り物の値段の交渉、水のデリバリー、インターネットの支払い、とにかく色々。 私のやり方が下手なだけかもしれなけど、実際、「外国人の若い女子(10代に見えちゃう)」ってことで山のように嫌なことがあります。(「タブラを叩きます」と言っても、大抵の人が信じてくれなくって、あからさまに鼻で笑ったりしてくるのも、とっても嫌だ!タブラ奏者の友人が私の紹介をしてくれる時だけ、周りはそれを信じて普通に(時には特別な興味を持って)話してくれます。) 愚痴、ここまで。 絵理子さんのバングラデシュでの苦労は本に書いてあるけど、実際はそれの何倍もの苦労をしていると思う。 生活するだけでも、「ああ辛い」って思うことは多いのに、お金の絡むことをやり遂げているなんて、本当に、心底すごいと思います。 尊敬する人は山のようにいるけど、山口恵理子さん、本当に心から尊敬します。 この本、とって面白いので、社会貢献やバングラデシュに興味がなくても、皆さん読んでみて下さい。 ちょっと胸が熱くなります。
虫の話。
バングラデシュの我が家は、常に虫だらけです。 暑い時期が長いからだと思うのだけど、バングラ、日本と比べて虫が多い。 うちの周りに樹がたくさんあったり、池があったり、ってのも大いに関係あると思うけど、さらに、建物の造りがしっかりしてないもんだから、どこかに隙間があって、虫さん達、どんどん入り込んでくる。(暴風雨が起きると、窓の隙間から雨がじゃんじゃん入って、家の中が水浸しになるぐらいです、こっちの建物の造りって。) 私、虫は大嫌いです。 農業をしたかったのだけど、「虫が怖いならできんわ」と、おじいちゃんに言われ、その夢はあきらめました。 自然大好きだけど、虫は苦手です。「そんなの自然好き、なんて言えないよね。」、はい、本当に、その通り。じゃあ、もう、自然大嫌い、でいいから。どうぜ、弱っちいです。 でも、常に部屋の中のどこかの壁や床を虫が歩いている、このバングラ生活2年半、そんな光景にもすっかり慣れて、別に追い出したり、退治したりすることもなく、そのまんま、たくさんの虫達と同居しています。Gのみ退治するけど、Gにやや似ているコオロギは、「似ているけど、Gじゃないからセーフ」ってことで、放し飼いです。 でも、昨日、今日、「勘弁してちょーだい!」ってなことがありました。(ここから、ややグロあり。) 昨日、愛用のマグカップで紅茶を飲もうとしたら・・・ん、なんか手がもぞもぞする、と見ると、マグカップを持っている手の上をアリが歩いていました。どこから来たんだろう、このアリ、もしや、このマグカップ?と思って、マグカップを良く見ると、取っ手の下側に、アリが、ぎっしり。1×1センチの中に、ちっちゃーい、アリ、アリ、アリ!さらに、マグカップの裏側を見たら・・・ここもアリ、アリ、アリ!ぎっしり真っ黒! 「ひえええー!」となって、速攻で、アリを大虐殺しました。(ごめんなさい、アリさん。) で、テーブルの上に散らばっている、アリの亡骸を見たら、アリさん達、卵を持って、移動していたようです。どうも、巣を引っ越そうとしていたみたい。 で、今日。 うちの中に、新聞やら雑誌やらが適当に置いてある一角があるのだけど、そこにあった雑誌を何気なく持ち上げてみたら・・・、雑誌の裏が真っ黒でした。・・・アリ。 またもや、別の一派が卵を持って、安住の地を探していたようです。 きっと、まだ他の場所にも、アリ難民達が身を潜めている気がします。 虫にも魂があるから、もちろん殺生は嫌だけど、本当にごめんなさい。無理です。 「アリ地獄のような家」。
名古屋の皆様、お時間あれば、是非ご覧ください。
*** ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 11月21日@つながれっとnagoya ━━━ 映画「アリ地獄のような街」上映会及びエクマットラ渡辺講演会 のお知らせ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ バングラデシュのダッカの闇。ストリートチルドレンの現実を描いた 映画『アリ地獄のような街』 http://www.arijigoku.net/の上映会及び、 この映画を制作したNGOエクマットラの共同創設者、渡辺大樹の講演会を 『つながれっとNAGOYA』で11月21日に行います。 映画『アリ地獄のような街』は、アジア最貧国の一つバングラデシュで ストリートチルドレンの支援活動を行うNGOエクマットラが4年がかりで制作した映画で、 参加費の半額は、ストリートチルドレンのための自立支援センター『エクマットラアカデミー』の建設費として役立てられます。 【日時】11月21日(土) 18時30分~21時 開場18時 【会場】「つながれっと名古屋」名古屋市中区千代田5丁目18-24 【アクセス】「鶴舞」駅下車、1番出口から北へ徒歩約5分 【参加費】2,000円 先着100名 映画代金の中には、「エクマットラアカデミー」設立資金への寄付が含まれてます。 【申し込み】arijigoku1121@gmail.com 担当(藤村) 【主催】愛知社会起業家支援委員会 ================================ この上映会には渡辺大樹氏の講演会も行われます。 貴重な機会ですので、ぜひご来場下さい。 また、定員は100名となっておりますので、お早めにお申し込みください。 よろしくお願いします。 映画『アリ地獄のような街』予告編 http://www.youtube.com/watch?v=Zq9a7wBnsdo 映画『アリ地獄のような街』渡辺大樹メッセージ http://www.youtube.com/watch?v=mNejSnaR4Ow
エクマットラ制作映画「アリ地獄のような街」の日本上映が始まりました!
アリ地獄のような街オフィシャルサイト http://www.arijigoku.net/ エクマットラ オフィシャルサイト http://www.ekmattra.org/JAP/ 11月7日から、横浜の映画館ジャック&ベティで劇場公開中ですよー。 【上映場所】シネマ・ジャック&ベティ 【上映日時】11/7(土)~11/13(金):14:20/17:40~19:10 11/14(土)~11/20(金):14:05~15:35 その後も、いろんな場所で上映されますが、その日程は「アリ地獄のような街」オフィシャルサイトに載っています。 11月中の上映一覧がエクマットラ会報10月号にもあるので、そちらも参照してください。 ↓エクマットラ会報10月号 http://www.ekmattra.org/JAP/T4newsletter/eknews200910.html バングラデシュのストリートリルドレンの現実を描いたこの映画、1人でも多くの人に観てもらいたいです。 この映画、テーマは暗いです。 でも、バングラデシュでの上映中は、何度も何度も、笑い声と拍手が起きました。 何故でしょう??? この映画、バングラデシュ人の笑いのツボも結構抑えてるの! バングラでの映画の評判は、実際かなり良いのですが、バングラ人であれば、この映画を観て、退屈することはないだろうし、「あー、面白かった!」ってな気分にもなるはずです。 社会の闇がテーマになっていても。 私も、けっこう笑いました。 例えば、(映画の内容、これぐらいバラしてもいいかな?) 冒頭、少年が船に乗っているとき、近くでルンギ(巻きスカート)を履いたおっさんが横になって寝ています。 おっさん、膝を立てて、ルンギをモモ辺りまで、まくし上げています。 少年、ルンギを膝下まで下ろしてあげるのだけど、おっさん、暑いらしくて、またモモあたりまで、まくり上げちゃう。(膝ぐらいだったかな?) ここで、バングラ一口メモ。 バングラの男性、ルンギを履く時は、だいたいノーパンです。 ということは・・・、おっさん、見えちゃってるよ!モロじゃんよ! で、バングラ人観客は、それが分かるもんだから、大爆笑&拍手! 日本だと、なかなか伝わらないかなあ。 でも、バングラ文化が分からなくても、他にも笑いどころたくさんです。 バングラ人あるある、みたいな箇所も、たくさん! 笑う箇所は、大いに笑っちゃってください。 そして、この映画、暗くて、残酷な部分もあるかもしれないけど、これが事実。 見る人によって、本当にいろんな感想があると思うけど、私は客観的に、こんな感想を持ちました。 ストリートチルドレンも、社会の闇に関わって生きている人達も、自分と同じ普通の人間なんだな、って。 で、物乞いや路上の売り子達が、身近に感じました。でも、彼らは自分とは全然違う生活。そして、また、社会の格差について考えちゃった。 みなさんは、どうですか?
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