Top
カテゴリ:インド古典音楽( 72 )
raga sohini
勝手にragaを語ろう、
というか、
こっそりつぶやいてみちゃおう、
というか、
実は、インド音楽関係者には気づかれないといいな、
という弱気な企画。
今回はraga sohini。ラーガ・ソヒニ。

音階などの説明はここで。
Sohni - Wikipedia, the free encyclopedia
でもこれ↑、音階(saregam)間違ってる。Reは、♯でなくて、♭のはず。
そして、ソヒニって私は言ってしまうけど、sohiniだったり、sohniだったり、sohoniだったり、
アルファベット表記は色々で(元はヒンディー語だから)、
もしかすると、発音としてはソホニが正しいのかも。ちょいと分かりません。

※メモ。過去に勝手に語ったragaは、このへん。
Raga Bhairavi
Raga Bhairavi 2
Raga Darbari Kanada
Raga Yaman
Raga Bageshree
Raga Megh

こないだ、久しぶりにハルモニウムを引っ張り出してきて、
Raga Sohiniの歌を歌ってみました。
というのも、なぜだかRaga Sohiniブームが起きていたのです。私の中で。

***

発端。
なんとなくPt.Nikhil BanerjeeのRaga Sohini(タブラはPt.Swapan Chawdhury)を聞いてたら、
わお素敵!となって、ひたすら繰り返し聞く。
(ちなみに、これ。The Greatest Hits Of Pt.Nikhil Banerjee

発展。
なんだかこのRaga、よく知らないけど、すごく引っかかる、と思ってたら、
すっかり忘れてただけで、去年のAmit Roy合宿1日目でみんなで歌ったRagaだった。
(すみません、本当に忘れてた。これは怒られる。。)

そして。
ハルモニウムひっぱり出して、ノートもひっぱし出して、
うろ覚えだけど歌ってみる。
いやあ、ハルモニウムがあると、ちゃんと音階が分かるからいいねえ。
合宿で歌ったときは、なんだかあんまし音程がよく分からなかったもん。(こらっ!)

その後。
手元の音源やらyoutubeでRaga Sohiniを聞きまくってみる。

再び。
Pt. Nikhil BanerjeeのRaga Sohiniを聞いて、
うわあ、この人のシタールは本当に歌ってるわ、
と感動しちゃったりする。

***

と、まあ、私のSohiniブームは、こんな感じでした。

下のyoutubeで見つけたこのカラピニちゃんのRaga Sohiniは、とっても可愛い。
ありがたいことに歌詞もyoutubeに載っていたのだけど、
繰り返し歌ってる「rang na Daalo shyaam ji」は、
「もう!クリシュナったら、色水を私にかけないでよー!」みたいな意味です。
クリシュナってのは、ヒンドゥー教に出てくる神様なんだけど、
才能がある(笛が上手)、かつ、美男子、かつ、女の子へのいたずら好き、
という、少女マンガのヒーローみたいな、かっちょいい男子なのです。
もち、私も大好き。うふ。


[PR]
by shizuka_t | 2011-02-04 02:33 | インド古典音楽
Raga Bhairavi 2
勝手にRaga Bhairaviを語る、の続き。

まあ、語るもなにも、ただの独り言ですので、そんな感じで。

今日の土曜日、午前中から、感動に打ちひしがれていました。
というのも、ラーガを詩で表現してある本「What the Raags Told Me」のRaga Bhairaviのとこを読んだらねえ、これが、あなた、めちゃめちゃ素敵だったの。

そうそう、この本、とてもオススメです。どんな本かは、過去の日記で。

まずね、この本、Ragaの前に、まずタンプーラの項目から始まってるぐらい、かなりちゃんと順序立てて書かれている本で、Raga Bhairaviは、やっぱり一番最後の項目。
※インド音楽は、実際のライブも、音の成り立ちも、まずタンプーラの音から始まる。そして、Bhairaviは、オールナイトコンサートの最後に演奏されるRaga。

そして、まあ、内容は思いっきり詩的で素敵なんだけど、ちゃんと和訳する力量が私にないから、かいつまんで書いてしまいます。(本当は良くないねえ。ごめんなさい。ぜひ、実際に読んで欲しい、と願いつつ。)

※Raga Bhairavi(バイラビ)とRaga Bhairav(バイラブ)は、違う2つのラーガなので、以降、注意!

***

Raga Bhairavi

「ああ、私は色んなラーガを学んできた。しかし、何を得られたというんだろう。」
と、私はうちひしがれている。
そして、部屋の片隅に置いてあったタンプーラを手に取ってみたが、タンプーラをつまびく勇気がでない。
しかし、いざ弾いてみると、すぐに音の世界に入り込み、とあるイメージが沸いてくる。
それは、シバ神だ。私はRaga Bhairav(シバ神を象徴するRaga)の気分にひたる。
すると、次は、柔らかく優しい光が私をつつみ、気づくとタンプーラの音は消え、そこには、Bhairaviがいる!
彼女は、私に語りかける、
「私の足元に広がっている様々な花々は、様々なRagaの象徴。あなたが望めば、現世でも来世でも、ずっとRagaの香りをかぐことができる。
そして私は、私独自の方法(Bhairaviの音階)で、私の夫(Shiva)を祝福する。
この私の美しい宝石(旋律)は、あなたのもの。そして、あなたも、私のもの。」
Mother Bhairaviは姿を消し、タンプーラの音が戻ってきた。私は、満ち足りた気分になり、また音楽の道を進んでいく。

***

文章がちょっとあれですが、にゃんだか素敵じゃないですか?
終わりのイメージと始まりのイメージ、そして、ゆるぎのない安定した宇宙的なイメージ。
※インド思想やヒンドゥー教思想的に、「Mother 母」というのは、「宇宙」のような大きな存在のイメージ。

ヒンドゥー教の神様が出てくるから、知らないととっつきにくいかもしれないけど、
私のこれまた勝手な思い込みだと、シバ神は、絶対的な神様。手の届かないところにいる、崇高な格好良いお方。
Raga Bhairavは、このシバ神そのもののイメージのラーガ。下は、BhairavのRaga Mala(ラーガを表わす絵)。水色の人がシバ神。
b0122370_283024.jpg


そして、Raga Bhairaviは、wikipediaだと、シバ神の奥さんの女の神様(カーリー、ドゥルがー)って説明になってるけど、下のRaga Mala(ラーガを表わす絵)ではシバ神を称える女性。そっちの方が私もすんなり思えるなあ。
※女の人がお花を供えてるのは、シバリンガといって、シバ神の象徴。まあ、男性器をかたどってあるのだけどね。
b0122370_210437.jpg


ま、そんなRaga Bhairaviに関することに、にゃんだか感動していた1日だったのでした。
ラーガは、面白いねえ。

下の動画は、Pt.Nikhil BanerjeeのRaga Bhairavi。タブラは、Pt.Anind Chattarjee。
ちょっと前は、NikhiljiのVCDが発売されただけで、すごく話題になったりしてたけど、今はyoutubeに貴重な動画があるんだから、すごい世の中だなあ、とかも、思ったり。


[PR]
by shizuka_t | 2011-01-23 02:14 | インド古典音楽
Raga Bhairavi
勝手にラーガを語る、3回目。
今回は、Raga Bhairavi。

※過去に勝手に語ったのは、このへん。
Raga Darbari Kanada
Raga Yaman
Raga Bageshree
Raga Megh

インド音楽のメロディーの勉強をちゃんとしていない私が、
勝手にラーガを語ります。
許してください。はぁと。

***

Raga Bhairavi、
らーが ばいらび、
大好き!

もうねえ、ロマンチックが止まりません。

なにこれ、初恋の切なさ?
いや、失恋に浸ってる感じ?
恋文書いちゃう?
セピア色のおもひで?
みたいな、甘さです。
いや、なんか、もっと大人の恋愛な感じですねぇ。
私、演歌が大好きなのだけど、
Bhairaviって、演歌と共通した、ねっとりした情感がある気がします。
「天城越え」みたいな。
ドロドロしてるけど、でも純愛、みたいな。

Bhairaviの音階など、詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。
英語です。
http://chandrakantha.com/raga_raag/bhairavi/bhairavi.html

去年のドーバーレーン(コルカタで毎年行われるインド音楽祭)の2日目の
最終演目は、Ustad Shahid ParvezのRaga BhairaviのDhunでした。
※Dhunてのは、light classical(準古典)、みたいに言われてるもので、
歌とかをベースにしてる、ちょっとポップで軽いノリの曲の種類デス。
インド音楽のライブでは、がつんと古典をやって、最後にDhunやって、ほんわか締める、
みたいな流れがよくあります。

でね、そのShahid ParvezのBhairaviですが、
Alapが始まって、
もう、私、涙目!
来るよ、来るよ!と待ち構えてたら、Dhunの美しい旋律!
眠気もとっくにふきとんで、さらに涙目!

というのも、
愛しのShahid様のBhairavi Dhun、音源で聴いたことはあったのだけど、
目の前で聴くのは、初めてだったの。
しかも、その音源テープをどこかに無くしてしまって、
「あー、もう、聴きたいのにっ!」となっていたのでした。

今思い出しても、
あのときの興奮ていったら、あー、もう!

なんと、youtubeで、同じDhunがありました。
素敵すぎます。

ちなみに、Raga Bhairaviってのは、明け方に演奏されるラーガなのだけど、
たいていは、オールナイトの演奏会の最後に演奏されます。
去年のドーバーレーンでは、最後の演奏者じゃない人がRaga Bhairaviを演奏して、
「ごめんなさい。私が最後だと思ってて、Raga Bhairaviを演奏しちゃいました。」
と謝る場面もありました。
でも、きっとその人は自分が最後じゃないことを分かってたけど、
どうしてもBhairaviが演奏したくって、演奏しちゃったんじゃないかな、
なんて思いました。
だって、Bhairavi、素敵なんだもの。

ustad shahid parvez khan-bhairavi dhun

[PR]
by shizuka_t | 2011-01-17 20:45 | インド古典音楽
いやはや。
いやはや。

終わりました。
11/26「ヨシダダイキチ+U-zhaan」@スペースジー(名古屋)。

いやあ、めっちゃめちゃ格好良かった。
格好良すぎて、
あやうく「格好良すぎ死」しそうでした。

受付業務そっちのけで、
音の中に入り込んで聴いちゃって、
途中入場のお客さんに気づかなかったりして、
申し訳ない。

聴いていた人みんなが、
興奮度MAXだったんじゃないでしょうか。

インド音楽として言えば、
インド古典音楽って、メロディーもリズムも
「そこが気持ちいい!」ってポイントがあるのだけど、
2人とも、そこをまた攻めてくるもんだから、
こっちは悶絶です。

と、私が何をギャーギャー言ってても、
実際に聴かないと伝わらないと思うので、
皆様、聴いてみて!

「ヨシダダイキチ+U-zhaan」関西ツアーは、11月30日まで続きますよー。
http://u-zhaan.com/schedule/

打ち上げは、味仙、その後、TOKUZOでした。
でもって、連日のライブで疲れているはずなのに、
レッスンもしていただけちゃって、
ゆじゃーんセンセ、大好き!

練習することが山盛りです。
嬉しいな。

あ、そいえば、この名古屋ライブは、私が「華麗なるインドナイト」名義で、
企画させてもらいました。

「華麗なるインドナイト」web
(↑急いで作ったから、かなりあれですが、近日中にちゃんとする!)

「華麗なるインドナイト」では、今後もインド音楽から、インド楽器が関わっている音楽などなど、ライブ企画をしていこうと思ってます。
「こんなライブが聴きたい」「オレをライブに出させろ」「インド音楽って何なわけ?」など、何でもお便り待ってます。
「ヨシダダイキチ+U-zhaan」名古屋ライブの感想なども、もらえたら嬉しいなー。

karei.india@gmail.com

よろしくお願いいたします。
イェイ!
[PR]
by shizuka_t | 2010-11-29 10:39 | インド古典音楽
Raga Yaman
すみません、また勝手にラーガを語ります。
Raga Yaman。
(ヤマンの説明は、ここ。英語です。
Raga Yaman_chandrakantha.com

こんなことを公表してしまうって、お恥ずかしい話ですが、
私、聞き分けられるラーガって、ちょっとしかなくて、
そして、Raga Yaman、聞き分けられません。

どうだ!
まいったか!

というのも、
インド音楽のメロディーを習っている人なら、Raga Yaman、絶対に知っています。
多くの先生は、Raga Yamanから教えるの。
This is a pen. みたいなものです。
だから、たいていのメロディー奏者は、Raga Yamanなら、一度は必ず習っているし、演奏もできる。はず。

実は、私もヴォーカルをバングラデシュで習っていた時、一番初めの歌はRaga Yamanでした。
しかも、今、すぐに歌えるのも、そのRaga Yamanの歌です。

が、しかーし、
誰かと一緒に練習をさせてもらっていて、相手の演奏しているRagaが分からなくて、
「このラーガ、何ですか?」
と質問して、
「え、ヤマンじゃん!」
と、あきれたように言われた事、ってのが何度もあります。

バンデッシュ(インド音楽の作曲されている部分)が違うと、Raga Yamanの印象が、すごく違って聞こえてしまって、「あ、ヤマンだ!」と、ならないの。
陽気に聞こえてきたり、悲しく聞こえてきたり。

でも、一つ共通して感じる印象ってのはあって、
それは、「ストイック」。「真面目」。
芯のある強さ、ってのを感じます。

歌の歌詞ってのは、Ragaのラサ(感情)そのものを表わしていると思ってるんですが、
私が習ったのは、こんな歌詞でした。

「師がいなければ、私に何ができるだろう。
師なしでは、真実を手に入れることはできない。」

でも、
「ヤマンのラサは、平和」って説明も見かけました。
うーん、ヤマン、分からない。

ちなみに、私、タブラのチューニングが上手くいかない時の必殺技は、
ヤマンです。
ニレガレサ~、とヤマンのサレガムを歌うと、チューニングができます。
音程がとりやすいのかな。
だから、一番最初に習うラーガなんでしょうか。

下は、ビジュアルも歌も大好きなKishori姉さんのヤマン。
この歌、とても有名で、ヤマンといえば、この歌!ってぐらいです。
バングラデシュでも、人が歌ってるのを何度も聴きました。
そして、とある日に某友人宅へタブラの練習をしに行ったはずが、気づいたら、この歌を2人で熱唱してた、ってこともありました。(歌詞メールしてくれてありがとう!)
ヒンディー語があまり分からないのだけど、恋人(女性)に愛を呼びかける内容でしょうか。

ヤマン=ストイック、というイメージを私は受けてしまうので、
「一度も触れたこともない女性に対して、あふれる恋心を独白している。彼女に想いは伝わらなくても、でも、それでいい。」
なんて感じで聴いてしまいます。


[PR]
by shizuka_t | 2010-08-03 00:38 | インド古典音楽
Raga Darbari Kanada
すみません。
勝手にラーガを語ります。
私、けっこうインド音楽が好きなので、ラーガ奏者(ヴォーカル、シタールなどのメロディーを奏でる音楽家)が、めちゃめちゃラーガに思いを込めて、何度も何度も繰り返して身に沁みるまで練習を重ねて、そしてラーガに精神を没頭させて演奏している、ってこと知っていますが、
ラーガ奏者でなくて、タブラ奏者の私、勝手にラーガが好きなので、勝手にラーガを語ります。
ごめんなさい。

そもそも、ラーガが何かと言うと、インド音楽の旋律です。
「「ハ長調」とか「イ短調」みたいなものですよ」と人に説明しちゃうけど、もちろんそれよりも奥が深い。

インド音楽を全く知らない人にインド音楽の魅力を伝えるとき、私、こんな説明をします。

「例えば、
失恋の悲しみを人の心に思い起こさせるのに、
小説だと、出合って一目惚れしちゃって、色々あって振られちゃう、とかの物語を最初から最後まで読むのに数時間かかる、
そして、
映画だと、物語のラストシーンまで見るのに1時間半かかる。
でも、
正しく演奏されたインド音楽は、説明とか物語とかすっとばして、悲しみを一瞬の音で伝える」

そして、
その音が伝える感情の色んな種類ってのが、色んなラーガの種類だと思ってます。
「悲しみ」でも、「からっとした悲しみ」から「どろっとした悲しみ」まで、色々あるもの。

私、一番好きなラーガは、Raga Darbari Kanadaです。

これは、元は南インドのラーガだったみたいだけど、伝説の歌手タンセンが、北インドに持ち込んだそうです。
そして、Darbaiってのは、「宮廷」っていう意味で、このラーガが宮廷で演奏されていたから、この名前がついたそう。
Kanadaは、何だろう。「なんちゃらKanada」ってのが何個もあるから、一つの種類でしょうか。
(英語だけど、詳しい説明はこちらをどうぞ→Raga Darbari Kanada_chandrakantha.com

このラーガ、ラサ(ラーガの感情)は、・・・私、知りません。
ごめん、習っていないし、知らないの!
でも、
Darbariを一瞬でも聞くと、心を鷲掴みにされて、めちゃめちゃ胸キュンになります。

思いっきりインド音楽から話が逸れるけど、私、昔から「感情的に追い詰められる映画」ってものが大好きで、一番はゴダールの「軽蔑」
単にブリジット・バルドーのセクシーなヌードが見れる、って映画じゃないんだよ、「軽蔑」!
どうしようもない、閉塞的な恋心?で満たされています。
私にとってのRaga Darbari Kanadaは、かなり「軽蔑」を見た後のような感覚に似ています。
「軽蔑」の音楽も、Raga Darbari Kanadaとは似ても似つかないけど、気分は似てる。

今年2010年のドーバーレーン(コルカタのインド音楽フェス)で、ある日、シタールのRちゃんと会場外で、「コーヒー2人でシェアしちゃう?イェイ!」と盛り上がってたのに、Raga Darbari Kanadaを誰かが歌ってるのが会場内から聞こえてきちゃって、「Rちゃん、ごめん、中入って聴いてくる!」と、Rちゃんを置いてすぐに会場内に走っていった、
ってぐらい好きです。Darbari。(そして、Rちゃん、ごめんね。)

みなさんは、Raga Darbari Kanada、どんな風に聴きますか?
(&ラーガ奏者の方、正しいDarbariの解釈、教えてもらいたいです。)

下は、私のいっちばん好きなインド音楽音源です。
無人島なら、この一枚があればいい。
コレ聴くと、自分の体が自分じゃなくなるような感じ。

Raga Darbari Kanada
Ud. Vilayat Khan / Sitar
Pt. Kishan Maharaj / Tabla
CD「When Time Stood Still」
DVD「When Time Stood Still」


[PR]
by shizuka_t | 2010-07-31 21:24 | インド古典音楽
ビビる。
深夜に1人でコンビニに入ろうとしたら、入り口付近に威勢の良さそうな若者達10人ぐらいがたむろしていました。
「姉ちゃん、金持ってるだろ、出してみろよ。」「いえ、持っていません。」「じゃあ、ちょっとジャンプしてみろよ。」チャリ~ン「ほら、持ってるじゃねえかよ!」
となると怖いなあ、と思って、
ビビりながらコンビニに入りました。

というのは、
つい先日の出来事ですが、
そんなことを書きたかったんじゃなくて、
久しぶりにタブラの話です。

最近、バヤンがビビりまくっていました。

まず、バヤンが何かというと、タブラのでかい方です。

そもそも「タブラ」というのも、文脈によって意味するものが違っていて、「私、タブラを叩いています」と言う時の「タブラ」は、太鼓2個で1セットの楽器のことを指しますが、本当は、演奏者の右手側にある小さい方が「タブラ」という名称で、左手側の大きい方が「バヤン」です。

下の写真は、右利きの私が叩く側から見たセット位置。右が「タブラ」で、左が「バヤン」。
b0122370_0475696.jpg


でも、インド人タブラ奏者で意外に多いのだけど、左利きの人ももちろんいて、その場合は、小さい方の「タブラ」を左手側に置いて左手で叩いて、大きい方の「バヤン」を右手側に置いて右手で叩きます。

でも、実は「バヤン」というのは、「左側の物」という意味なので、左利きの人は「バヤン(左側の物)」を右側に置いて叩くことになります。ややこしい!

以前、バングラデシュで知り合いの左利きタブラ奏者と話していたとき、彼は「僕は左利きで、大きい方の太鼓を右側に置くからこれは「ダヤン(右側の物)」だよ」と言っていました。
普通は、「ダヤン(右側の物)」というのは「タブラ(小さい方の太鼓)」のことを指します。
もう、ややこやしい!

「バヤン(左側の物。大きい方の太鼓)」という呼び方だけだと混乱するだろうから、他に呼び方があるだろうと調べてみたら、Dugga、Duggi、Dhama、Pital、Tamba、なんて言う呼び方もあるみたい。(私、「バヤン」か「バヤ(ベンガル語)」としか呼ばないから、他の呼び方知りませんでした。毎日触ってるのに、すみません。。)
で、それぞれの呼び方は、ヒンディー語だと思うけど、語源の意味は、・・・調べてません。Pitalは、「金属」だったような気もする。Tambaは、シタールのTumba(シタールの上につける、ひょうたんでできた副共鳴器)と言葉が似ているから、ああいう丸い大きな物をTambaと呼ぶのかも。

で、
やっと、ビビる話。

バヤン、でも、バヤ、でも、ドゥッガ、でも、ドゥッギー(←この呼び方可愛い♪)、でも、何でもいいんですが、とにかく、大きい方の太鼓の音にノイズが入って、ビビってる音がしてました。
これ、原因は、黒い部分(ガブ、シャヒ)の一部が革から浮いて取れそうにになっていることが原因です。
そのままだと、ずっと音がビリビリ鳴って気持ち悪いし、そのうち取れちゃって、ガブに穴が開いてしまうので、直さないといけないの。

どう直すかというと、
まず、ぼ~ん!とでっかく叩いてみて、ガブが揺れてる時に、一箇所だけ違う動きをしている部分があるはずだから、そこを見つける。
見つけた後は、木工用ボンドでくっつける。
終わり。

なのだけど、ビビってる部分が、すぐに見つからないこともあって、その場合、「そんなに、ビビるなよ!」とバヤン又はドゥッギーをなだめながら、ひたすら探すことになります。

私のバヤンちゃんは、ちょっと調子が悪くて、直しても直しても、ビビりまくり。

もうちょっと、強い子になって欲しい。
[PR]
by shizuka_t | 2010-06-28 01:11 | インド古典音楽
演奏会やら、合宿やら
お久しぶりです。
バングラデシュから名古屋に戻ってきてから1ヶ月半が過ぎ、
やっと今日、我が家にインターネット環境が整いました。
youtubeがすぐに再生できるなんて、日本のネットはすごいなあ。

そして、ネット無し生活を送っている間に、
2大イベントが終了しました。


その一、
4月11日の「Kamala Vol.3 春のインド古典音楽コンサート」

タブラソロ、歌の伴奏、シタールの伴奏、バンスリの伴奏、
すべて、全力で頑張りました!
あー、楽しかった!
コンサートに来てくださった方々からも、とても良い感想をいただけて、
本当に嬉しかったです。

でも、個人的には、まだまだ私のタブラは足りないところだらけだし、
もっと良い演奏をするために、さらに練習しなくっちゃ!となりました。

ずっと名古屋を離れていたのに、コンサートでタブラを叩く機会をくださった
私の敬愛するシタール奏者アミット・ロイさん、
一緒に練習&演奏した演奏者の皆様、
コンサートを支えてくれたスタッフの皆様、
そして、私達の演奏を聴いてくださった観客の皆様、
本当にありがとうございました。


そのニ、
5月1日~5日のインド音楽合宿!

いやはや、怒涛の5日間を終え、昨日自宅に戻りました。

この合宿、4・5年前にも参加したことあるのですが、
上記にも名前の出てきた、名古屋在住シタール奏者アミット・ロイ氏主催で、
アミット・ロイ氏門下生だけでなく、インド音楽をやっている人なら、
誰でも参加OK!ってな集いなのです。

今回も、仙台、東京、名古屋、大阪など、全国各地から、
愛知県は知多半島の先っちょの方にある合宿会場のお寺に
それぞれの楽器を抱え、大集結していました。
シタール、バンスリ、サロード、歌、タブラなど、
合計30~40人ぐらいはいたのかしら?

で、合宿で何をするかと言うと、
ひたすら練習!
もうね、こんな素晴らしい機会はありません。
タブラチームは、お寺の本堂で、6人ぐらいで輪になって、
ひたすら叩く、叩く、叩く。

時々、他の楽器と一緒に練習したり、また、一人でもくもくと練習したり。

この5日間、本当に良い経験をしました。
練習がたくさんできたのはもちろんの事、
自分が今なにをしなくちゃいけないか、ということが明確に分かったし、
周りの人たちの頑張りにも良い刺激をもらったし、
とにかく、もっと上手になりたい!と思いました。
さらに、タブラ、頑張ります。


そして、下の写真は、4月11日の演奏後のシタールさえこ&タブラしずかのユニット、キラキラズです。
私の頭についてるのはゴミじゃありません。キラキラシールです。シタールさえちゃんが貼ってくれました。彼女の頭にも、実はついています。だって、キラキラズだもの。
そして、合宿でも、2人で新キラキラズポーズをきめて色んな人にウインクして、キラキラ旋風を巻き起こしてきました。(はた迷惑、とも言う。)
ま、いいじゃん。イェイ!

b0122370_15205958.jpg

[PR]
by shizuka_t | 2010-05-06 16:00 | インド古典音楽
あさって、コンサートです。
ついにあさって、「Kamala vol.3 春のインド古典音楽コンサート」です。

バングラデシュから日本に帰ってから、3週間ほどたちましたが、ほとんどの時間を、部屋でタブラ叩くか、アミットさんのお宅で誰かと練習してるか、に費やしてきました。
なんと、服は一枚も買っていないし、美容院にも行っていない。髪、バングラで自分で切ったまんま。化粧品も買っていないなあ。
あ、王将で餃子は食べました。

が、タブラを叩いている時間が一番楽しいので、なんの苦もありませーん。

それにね、バングラデシュでは伴奏の練習が全くできなかったから、今、シタール、バンスリ、歌と一緒に伴奏させてもらえるのが、本当に勉強になっています。ありがたい。
そして、伴奏って、本当に難しいのね。練習すればするほど、自分にできないことが見えてきて、落ち込んだりもするけど、とにかく進まなくっちゃ。
みんなの迷惑にならないように、今持っている力で精一杯叩きます。

明日は、リハーサル。合計11時間。頑張れ、私。

***

「Kamala Vol.3 春のインド古典音楽コンサート」

日時:4月11日(日) 開場14:30 開演15:00
場所:遊庵
  愛知県名古屋市千種区内山1-7-6 →地図
  地下鉄東山線今池下車1番出口より徒歩約7分

前売:2,000円
当日:2,500円
※高校生以下無料

予約・問合せ
0566-24-2569
080-6918-6846(鈴木)
yqs01216@nifty.com(三浦)


●● 演目 ●●

1.タブラソロ
津坂静香(タブラ)
和田京子(タブラ)
古本裕子(タブラ)
三浦佳蓮(バンスリ)

2.ボーカル
原美保(ボーカル)
Lily(ボーカル)
津坂静香(タブラ)
古本裕子(ハルモニウム)

3.シタール
森沙恵子(シタール)
津坂静香(タブラ)

4.バンスリ
三浦佳蓮(バンスリ)
池ケ谷亜木子(バンスリ)
津坂静香(タブラ)
和田京子(タブラ)

~休憩~

5.Special item
Amit Roy(シタール)
小室武史(タブラ)
山田貴司(タンプーラ)

b0122370_3173435.jpg

[PR]
by shizuka_t | 2010-04-09 21:46 | インド古典音楽
タブラ屋
先々週ぐらいに、タブラ屋へ行ってきました。

日本帰国前に、ダヤン(タブラ。右側の子。)3個と、バヤン(左側の子。)を持ってタブラ屋へ。

ダヤンずは、かなりゆるんで音が低くなっていたから、全て締めなおしてもらう。
バヤンは、シャヒ(真ん中の黒いとこ。)がボロボロだったし、チャウニ(皮)自体も古くなっていたから、チャウニごと張替え。

バングラデシュに住んでて一番良かったことは、タブラのメンテナンスがすぐにできる事でした。

日本にもタブラ屋欲しい。
でもって、職人のおじちゃん達とお喋りしながら、ダラダラとタブラ屋で過ごしたい。

b0122370_21472099.jpg

b0122370_21494369.jpg

b0122370_21525954.jpg

[PR]
by shizuka_t | 2010-03-07 21:54 | インド古典音楽



猫が書いた日記、のように内容の薄い日記、の意。
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
2013.12より移転しました。
new"猫の日記"

連絡先
karei.india@gmail.com
最新の記事
引っ越しのお知らせ
at 2013-12-15 22:42
一日で20時間寝ました
at 2013-04-21 19:21
明日、これ!!!
at 2013-04-16 08:40
カテゴリ
バングラデシュ
インド古典音楽
お知らせ
独り言
リンク
ブログパーツ
検索
以前の記事
2013年 12月
2013年 04月
2012年 04月
2011年 11月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 01月
2001年 04月
その他のジャンル
記事ランキング
画像一覧