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<   2009年 08月 ( 8 )   > この月の画像一覧
タブラが、食べられた。
タイトルを読んで、嫌な予感のした方は、この先を読まないでください・・・

***

エクマットラのシェルターホームでのとある日。
私が日本一時帰国していたり、最近は歌のレッスンだったりして、2ヶ月ぐらいお休みしていましたが、この日は、久々のタブラクラスでした。

タブラクラスがしばらくなかったのと、引越しをした、ってのが重なって、最近は誰もタブラに触っていなかった様子。(先生、少し悲しい。)

「タブラどこー?タブラクラスを始めるよー。持ってきてー。」と子ども達に呼びかけて、誰か子どもが引越し荷物の中からタブラを持ってきてくれたのだけど・・・

<証言1>
いつも無口でクールな男の子M
「僕ね、見たんだよ!タブラの上で、ヤツが真ん中の黒いとこ食べてるとこ。だから、僕、ちゃんとやっつけたよ!」

<証言2>
エクマットラの映画にも出演した、おちゃめな男の子R
「タブラ、食べられちゃったよ!ヤツが、バッグ(ソフトケース)の中に住んでたんだよ。ホントだよ。だって、ヤツがバッグの中から出てきたもん。」


ソフトケースの中から出てきたタブラは、黒いとこ(ガブ)に穴が開いて、ボコボコになっていました・・・。
皆様、お気づきでしょうか。そう、ヤツってのは、ヤツです。ジョン(命名M嬢)です。台所によく生息してる、あの黒いヤツです。

「えええええー!ヤツが食べたの?本当それ?」と、私、気を失いそうでした。
黒いとこ(ガブ)は、鉄の粉と、ご飯粒を混ぜて作ってあるから、確かに「食料」の一種かもしれないけど、まさか、食べられるとは。

証拠として、ソフトケースの中から、ヤツの亡骸も、一緒に出てきました。
引越しのどさくさで、ソフトケースの中に入って、食糧難だったのでしょう。

タブラ叩きの皆様、タブラは家にあるけど、ずっと仕舞いっぱなしだわー、なんていう皆様、
この悲劇が再び起こらないよう、お気をつけください。

それにしても、食べるなんて、どうよ、それ!
ヤツに対して、嫌悪感よりも、怒りだわよ!

***

そんなこともありつつ、エクマットラの会報8月号が完成しました。お時間あれば、見てくださいマセ。
http://www.ekmattra.org/JAP/T4newsletter/eknews200908.html

タブラ、ガブの張替えにタブラ屋へ持っていかなくちゃ。
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by shizuka_t | 2009-08-28 02:13 | インド古典音楽
映画「アリ地獄のような街」日本公開!
映画『アリ地獄のような街』

私が雨=ロマンティックをバングラ人知人達と議論したり、バスで痴漢にあったりしている間に、エクマットラ制作映画「アリ地獄のような街」の日本公開準備がじゃんじゃん進んでいるようです!

まず、オフィシャルサイト完成!
「アリ地獄のような街」 http://www.arijigoku.net/

最新情報、日本上映日程(今後発表)は、「アリ地獄のような街」メーリングリストで配信中!
http://www.arijigoku.net/?page_id=122

そして、11月からの日本公開に先駆け、特別試写会が9月17日に、東京にて行われます!
エクマットラ渡辺大樹とマザーハウス山口絵理子さんの対談も有りマス!
詳細は、下記で! (転送、転載、大歓迎です!)

これからどんなことになるんだろう。
私もめちゃめちゃワクワクしています!

***

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
映画『アリ地獄のような街』特別試写会のお知らせ
http://unitedpeople.jp/cms/release/post_39.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

~大都市ダッカの闇。子どもがアリ地獄に飲み込まれていくリアルストーリー~

バングラデシュでストリートチルドレンの保護活動を行うNGOエクマットラが、
4年間温め続けてきた映画、「アリ地獄のような街」
(バングラデシュでの題名:Je Shohor Chorabali)が完成。
11月からの日本公開(上映者募集中)を前に、
9月17日東京都千代田区にて特別試写会を開催します。

*「アリ地獄のような街」http://www.arijigoku.net/
* エクマットラ http://www.ekmattra.org/

この映画はバングラデシュの首都、大都市ダッカの闇を描いた映画です。
ダッカで路上生活する子ども達の悲惨で辛い現実を伝えます。
映画の収益は、エクマットラが建設中のストリートチルドレンのための
自立支援センター「エクマットラアカデミー」の建設資金となります。

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<特別対談企画> 「なぜバングラデシュで貧困に立ち向かうのか?」(仮題)
NGOエクマットラ共同創立者 渡辺大樹 x マザーハウス 山口絵理子 対談
──────────────────────────────────────────────

試写会では特別企画として、「途上国から世界に通用するブランドを作る」と、
バングラデシュで起業したマザーハウスの山口絵理子さんをお招きし、
エクマットラ共同創設者の渡辺大樹と対談します。

エクマットラの渡辺大樹はマザーハウスの山口絵理子さんと、
山口さんがバングラデシュに来て、語学の勉強をしていた頃からの友人です。
渡辺も「社会の格差を縮め、温度差のない社会を作りたい」「バングラデシュの
子どもたちにチャンスを与えたい」と、2002年に大学卒業後、
単身バングラデシュに渡り、NGO活動を続けてきました。

今回の対談ではほぼ同じ時期に同じようにバングラデシュに
やって来た若者2人が、どのようにして、今の事業と出会い、
どんな想いで続けているのか語ります。

特に映画関係者、報道関係者、映画自主上映検討者の皆様の
ご来場を歓迎します。

<渡辺大樹プロフィール>
1980年宮城県生まれ。金沢大学文学部卒。
大学時代はヨット部に所属。タイ・プーケットで行われたヨットの国際大会時に
スラムの子どもを見て衝撃を受ける。帰国後1年間バイトで貯めたお金を持ち、
世界最貧国の1つバングラデッシュへ。2004年にエクマットラを共同創設。
バングラデッシュの問題はバングラデッシュ人の手により解決するべきと考え、
現在は顧問として活動を指揮し、エクマットラアカデミー設立に向けて奔走中。

※インタビュー記事:http://www.ekokoro.jp/world/interview/001_watanabe/index.html

<山口絵理子プロフィール>
株式会社マザーハウス代表取締役兼デザイナー。1981年埼玉生まれ。
慶應義塾大学総合政策学部卒業。ワシントン国際機関でのインターンを経て
バングラデシュBRAC大学院開発学部修士課程入学。現地での2年間の
滞在中日本大手商社のダッカ事務所にて研修生を勤めながら夜間の大学院に通う。
2年後、帰国し「途上国からブランドをつくる」をミッションとして
株式会社マザーハウスを設立。現在バングラデシュ、ネパール、インドでバッグ
や服飾雑貨をデザイン・生産を行い、日本の東京を始め、福岡、大阪など
6店舗で直営店及び卸先での販売を展開。
全日本女子柔道ジュニアオリンピック48kg以下級第7位
2006年大和證券ビジネスプランコンテストグランプリ受賞。
Young Global Leader (YGL)2008選出。
 
 
<開催概要>----------------------------------------------------------
 
【招待者数】40名様(抽選となります。9月4日に当選発表予定。) 
※映画・マスコミ関係者様は特別枠がございます。

【日時】2009年9月17日(木)15:00開場 15:15上映開始~18:00まで

【場所】特定非営利活動法人アイ・エス・エル 
(東京都千代田区紀尾井町4-1 新紀尾井町ビル5F)
地図:http://www.isl.gr.jp/info/access.php

【申込】films@unitedpeople.jp
またはhttp://www.arijigoku.net より申込み
 
【お問い合わせ】films@unitedpeople.jp 関根まで(お急ぎは045-212-5559)。

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<映画のあらすじ>
農村での生活を捨て、生き延びるための僅かなお金を握りしめ、大都会ダッカへ
足を踏み入れた少年ラジュ。そこでラジュはダッカの路上で暮らすストリート
チルドレンなどと知り合っていき、彼らの元締めであるイアシンという男の
もとに連れて行かれる。イアシンはダッカの暗闇を象徴するような男であり、
子ども達を使って様々な違法な商売に関与している。ラジュも自分がしている
悪事に気づかないまま、イアシンの手先になっていってしまう。一方、路上に
捨てられた少女ククもイアシンの餌食となり、ダッカの闇の生活に落ちていって
しまう。この物語は、蟻地獄のように引き寄せられ、決して
逃れることのできない、ダッカの現実の姿を描いた映画である。


<映画概要>
【作品名】アリ地獄のような街(バングラデシュでの題名:Je Shohor Chorabali)
【HP】http://www.arijigoku.net/
【制作年】2009年
【制作国】バングラデシュ
【時間】82分
【監督】シュボシシュ・ロイ(エクマットラ代表)
【制作】エクマットラ http://www.ekmattra.org/
【配給・宣伝】ユナイテッドピープル http://www.unitedpeople.jp/
【特別協力】エイチ・アイ・エス http://www.his-j.com/
【協賛】デジカメプリントのdpMAX http://dpmax.jp/
【会場協力】特定非営利活動法人アイ・エス・エル http://www.isl.gr.jp/

※2009年11月より全国各地で公開開始!上映会主催者募集中!

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by shizuka_t | 2009-08-23 11:40 | バングラデシュ
バス・痴漢・抱擁
雨=ロマンチックの話は、ちょっと置いておいて、今日の出来事。

まず、反省。
今日の私の格好がいけなかった。

私、車で移動する時以外は、極力目立たないようにサロワカ(サロワール・カミーズ。バングラ女性の99%が着ています。)を着るのだけど、今日はね、サロワカだったけど、ちょっと露出が多かった。

まず、袖。
バングラでは、ノースリーブってのは、かなり特別な服装です。
パーティーだとか、高級レストランだとか、ハイソなカフェだとかでは、ときどき見かけるけど、街中では、ほとんど見ません。

で、今日の私、ノースリーブではなかったけど、おまけで袖が付いてる程度の、短め半袖を着ていました。
肩までは見えないけど、腕の肉感は丸出し。まー、服屋さんで普通に売っている服なんだけどね。
(ちなみに、エクマットラの女の子達には、「これは良くない!」と怒られたことがあります。)

そして、オロナ。
オロナってのは、胸元を隠すスカーフです。
胸のふくらみが分からないように、フワッと胸を隠します。

ところが、今日の私、右胸隠して、左胸隠さず!オロナを右側だけの肩にかけて、左側はオープンにしてました。(いや、服は着てるから、ポロリじゃないよ!)
これは、ノースリーブよりは、まだよく見る方だけど、誰もがやってる訳ではありません。
若い女の子がオシャレとして、片側オロナで道を歩いていたりはします。
日本だと、ちょっと胸元があいてるシャツ、ぐらいの感覚かなあ。

で、今日の出来事。

まず、Aという場所へ行きたかったのだけど、乗ったバスがBまでしか行かないことが発覚。
「BからAへ行くバスってありますかー?」
と隣の女性に聞いてみたら、周りの人が口々に「あるよー」と教えてくれて、さらに、「私もAへ行くから、一緒に行きましょう。」と近くのおばちゃんが言ってくれました。

そして、おばちゃんと一緒にバスを降りて、違うバスへ。
ちなみに、おばちゃんは、着古して、裾が擦り切れているヨレヨレのサリー。間違いなく、裕福な人ではありません。

で、おばちゃんについて向かった先は、超超超満員のバス・・・。
「さあ、とにかく足をバスの中に突っ込んで!先に乗りなさい!」
とおばちゃんに言われたので、無理やりバスに乗り込む私。
そして、もちろん座席はないもんだから、後から乗り込んだおばちゃんと、入り口付近で立っていました。

すると、
ん?
何か変。
私の太ももの内側を誰かがモミモミと・・・
これは・・・
目の前には、座席に座っている男・・・

痴漢!!

次の瞬間、キレやすい三十路の私は、男の胸ぐらを掴み、
「何やってんのよ!触ったでしょ!何なのよ!」
と、大声で怒鳴っていました。
(実際には、そう怒鳴りたかったのだけど、文法めちゃめちゃ。)

男、首を振っていたけど、そのうち下を向く。
そして、おばちゃんが、「こっちへ来なさい」と言って、私を男から遠い所へ引っ張っていってくれました。

私、バスに響き渡るぐらいの片言ベンガル語で大声で怒鳴ってしまったので、「外国人が乗ってる」「しかも痴漢された」ってことが他の乗客にも分かってしまい、でも、「痴漢された可愛そうな外国人の女の子」ってことで、私には誰も話しかけず、代わりにおばちゃんが質問攻めに合うはめに。
「この子は、何人なんだ。」
「どこへ行こうとしてるんだ。」
「触られたんだって?」
そして、おばちゃん、律儀に質問に答えてくれる・・・。
「日本人なのよ。」
「ダンモンディへ行こうとしてるのよ。」(←ちょっと間違ってる)
「大丈夫。私が彼女をちゃんとバスから降ろすから、心配ないわ。」

そして、席が空いても、おばちゃんは「あんた、座りなさい」と気遣ってくれて、せめておばちゃんのバス代を払おうとしたら、なんと私の分までも払ってくれていて、しかも、おばちゃんはCへ行こうとしてるのに、一緒にAで降りてくれました。

私「オネク ドンノバード(本当にありがとう。バングラ人、めったにこの言葉を使いません。私もめったに使いません)。私、ここからは自分でリキシャに乗れるから大丈夫です。おばさん、Cへ行くんでしょ?行って下さい。」
おばちゃん「いいの、いいの。リキシャ乗るまで、ついていってあげるから。」

と、その後、リキシャの値段交渉もおばちゃんがしてくれて、私、感極まり、思わず路上でおばちゃんに抱きついてしまいました。
おばちゃんも、しっかり私を抱きしめてくれて、堅い抱擁。
「オネク オネク ドンノバード」を繰り返し、リキシャの上から手を振っておばちゃんと別れました。


***


バスに乗るときは露出に気をつける。
そして、
おばちゃんには大感謝しているのだけど、人の親切を期待して行動するのは好きでないから、周りに心配されないように、きちんとした行動をする。他人に迷惑を掛けない。
今日、学んだことです。

それにしても、おばちゃん、本当にありがとう。痴漢はやっぱりショックで足が震えるぐらいだったけど、おばちゃんの優しさで心の傷にはなりませんでした。ありがとう、おばちゃん。
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by shizuka_t | 2009-08-21 01:26 | バングラデシュ
雨=ロマンティック その1
昨日、エクマットラの映画「Je Shohor Chorabali (アリ地獄のような街)」の上映がダッカ大学であったので、ちょっくら行ってきました。

映画の上映自体は、毎回上映前にすごい数の人が列を作って入場待ちをしていたぐらいで、大成功!
観た後の人たちにアンケートを書いてもらったりしたのだけど、予想以上に良い反応でした。
「本当に、本当に、本当に、これがバングラデシュの現実です。」とか、「素晴らしい!」とか。

で、上映は昼から夜まであったのだけど、途中、けっこうな大雨が降ってきました。

私たちがいた目の前の場所には、小学校の教室4個分ぐらいの大きさの芝生の生えた中庭があったのだけど、
ん?
大雨の中、傘もささずに、1人の男性が中庭にポツンといる。
芝生に座って話し込んでいた学生達は、雨が降り始めると、すぐに屋根のあるところに退散したのに・・・。

そして、その男性、中庭の真ん中付近で、右へ行ったり左へ行ったり、ウロウロ歩いています。
もちろん頭から全部びしょ濡れ。
その男性以外は、誰も外に出ていません。
男性は、少し下を向いて、ひたすらウロウロ・・・。

これ、思いっきり変な光景でしょ。
日本だったら、「あの人、おかしいよね。」となるでしょ。
ところが、周りには雨宿りをしている人がたくさんいたのですが、みんな、全く気にしていない!

・・・

後で、ベンガル人の知人から、
「あれは、こういうことだよ」
と、説明を受けたのですが、
ベンガル人の雨に対する思いが日本人の私には、やっぱり理解できず、
知人達と議論が勃発したのでした。


その2へ続く。
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by shizuka_t | 2009-08-20 11:53 | バングラデシュ
子どもから学ぶ
「アッラーが悲しみます。」

ある日のエクマットラでのお昼時、センターに滞在している男の子の中で一番大きいS(14歳)が言いました。

まず、
その日は、午前中から私はエクマットラのセンターへ行っていたの。
そして、お昼時に、子ども達+日本人4人がいたのだけど、女の子の部屋で一緒にご飯食べようとしたら、
「人数が多くて無理だから、新しいお姉ちゃん達(エクマットラ見学に日本から来ていた方々)はこっちの部屋!古いお姉ちゃん達は、男の子の部屋!」
と女の子Rに言われて、古いお姉ちゃんの私は男の子の部屋へ追い出されました。

そして、男の子達と床に車座になってご飯タイム。
まあ、ふざけた話をしながら食べていたのだけど、途中で誰か男の子が水の入ったコップを持って、
「カンパーイ!」
と言いました。
誰か日本人が教えたらしく(もちろん、お酒の時に、とは教えてないと思う。バングラはお酒禁止だから。)、子ども達はみんな知っていて、10人近くいた男の子達で次々と「カンパーイ!」。

すると、誰かが
「レモンでカンパーイ!」
と、レモンとレモンをぶつけてみたり、
「お塩でカンパーイ!」
と塩入れを掲げてみたり、
「ご飯でカンパーイ!」
と、お皿をぶつけたり、し始めました。

で、私も調子に乗って、
「ご飯でカンパーイ!・・・まー、カンパイは飲み物だけなんだけどねー。」
とか言いながら子ども達とふざけていたのだけど、

その時に、男の子Sが突然、
「アッラーが悲しみます。」
と言ったのです。

私「S、どうしてアッラーが悲しむの?」
S「ご飯を作るためには、たくさんの人が努力をして、大変な思いをして作ってるんだよ。だから、ご飯で遊んじゃいけないんだよ。もし、ご飯を粗末にするようなことしたら、アッラー(イスラム教の神様)が悲しんじゃうよ。」

S、すごい!!

前からSはしっかりしてて、みんなのお兄さん的役割なんだけど、他の男の子達がふざけていても、はっきりと、みんなの前で正しい事をちゃんと言えて、心から感心してしまいました。
そして、ご飯で遊んじゃいけない、その通り。

私「S、ごめんなさい。ご飯で遊んじゃいけないね。」
S「うん。」(照れ笑い。)

まあ、他のいたずらっ子達は、その後も、そんな会話はなかったかのように、
「ご飯でカンパーイ!」
を続けてて、
「あんた達!Sお兄ちゃんが言ったこと聞いてないの?」
と呼びかけても、聞いてくれなかったんだけど・・・。

でも、言葉ってのは心のどこかに必ず残るから、子どもから子どもに対して、こんな良い言葉が伝わっていくのはいいなあ、と思いました。

真面目な優等生Sだけど、マイケル・ジャクソンの真似をしてふざけたりと、やんちゃな面も持っていて、大好きな男の子です。
ありがとう。S!
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by shizuka_t | 2009-08-18 12:59 | バングラデシュ
バスの中で 再び
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ミルプール10番地。
NGOエクマットラのオフィスも、ここの近くです。(あ、エクマットラのオフィス、引っ越しましたよー。>>バングラの皆様)
車、CNG(オートリキシャ)、ミシュック(オートリキシャ簡易版)、リキシャ、人、バス、ごちゃごちゃしています。

で、話題はバス。

趣味=バスに乗ること、となっている最近で、なぜかバングラに戻ってから、新規開拓含め、いろんなバスに乗っています。
ダッカ内は、数え切れない程のバス会社のバスが走っていますが、バス路線マップ、なんてものは存在しないので、自分の勘と、人に聞きまくって、目的地まで行くバスを見つけます。
なんだか、初めて乗ったバスが意外なルートで走ってくれたりすると、少し嬉しくなったりして、結構楽しい。
そして、バスの中での人との触れ合いっつーのも、やっぱり好きだったりします。

【とある日のバス 1】
バスに乗ろうとしたら、乗客が入り口からはみ出して必死にしがみついている程の超満員。
仕方なく、一本見送る。
でも、次に来たバスも、ほぼ同様。
もういいや!と思って乗り込んでみたのはいいのだけど、バスの中に入り込めたのがラッキーなぐらいで、立つ場所は確保できても、つかむ所がない!
そして、バスは急発進!
よろける私。
と、誰かに手を握られました。
見ると、目の前に座っていたおばさんが、無言で私の手を握って支えてくれたの。
「ありがとう」と言うと、にこっと微笑んでくれて、他の人が「お姉ちゃん、こっちに来なよ。ここを掴むといいよ。」と場所を空けてくれるまで、ずっと手を握っていてくれたのでした。

【とある日のバス 2】
運転手席付近にある、女性専用座席へ座りました。
その日は、すごい大雨。オンボロバスの窓から、水がポタポタ落ちてきています。
「おい、水が入ってきてるぞ!どうにかしろよ!」と運転手がバスの運賃集めのお兄ちゃんに伝えて、
彼が、窓をきつく閉めたり、布をつっこんだり、色々やってみても、水は止まりません。
しばらくすると、「お姉ちゃん、国はどこ?」と、バスの運賃集めのお兄ちゃんが聞いてきました。
「日本だよ。」と答えると、運転手も運転しながら会話に参加。みんなでお喋り。
「日本にも、こんな乗り物あるの?」
「もちろん、日本にもバスはあるよ。」
「でも、こんな風じゃないでしょ。もっといいでしょ。」
「うーん、そんなに変わらないけど(ちょっと謙遜)、でも、バスの中に水が落ちてくることはないね。」
一瞬の後、みんなで爆笑。

【とある日のバス 2続き】
雨はますます激しくなって、道路のいたるところ、水没。
バスは、まるで川の中を走ってるみたい。
でも、そんな過酷な状況が、ますます仕事魂に火をつけているようで、運転手、運賃集めのお兄ちゃん、なんだか、はりきっている。
「このバスはボートで、ここはショドルガットか!(ダッカで一番大きい川岸)」とか冗談言いながら、バスの中の乗客も、クスクス笑って何故かみんな楽しげ。
と、そんなことに気をとられていたら、目的地に到着。・・・したものの、辺り一面、水浸し。そこで降りたら、膝あたりまで水に浸かってしまう・・・。でも、降りないと・・・。
「あのー、私、降ります。」と運賃集めのお兄ちゃんに言ってみると、
「いや、ここは水浸しだから、止めた方がいいよ。もうちょっと先まで行って、水がない場所で降りなよ。」
「はい・・・。」
でも、ずっと道は水浸し。
「やっぱり、降ります!」と伝えてみると、
「じゃあ、バスを水が少ない場所に寄せてあげるから」と、
バス停でも何でもない、道の真ん中でバスを止めてくれました。
そして、「こっちこっち」と、一緒に降りた他の乗客が、さらに水が少ない方まで案内してくれました。


バングラデシュ人の皆さん、素敵です。
本当に、たくさんの人々に感謝。ありがとう。
もっとバスの「いい話」はたくさんあるんだけど、また今度。
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by shizuka_t | 2009-08-10 03:24 | バングラデシュ
バクシーシ
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写真は、本文と全く関係なくって、サイエンスラボラトリーっていう場所です。いつもは大渋滞なのに、この日は道路すいてる。右端に見えるのははリキシャ専用路。ここはいつも混み混み。そして、そのさらに右側、写真に写っていないけど、楽器屋さんが5・6軒あります。私の行きつけタブラ屋も、ここ。

***

バクシーシ。
直訳すると、「喜捨」ですが、まあ「お恵みを」と物乞いにねだられるお金のことです。

横尾忠則も「インドへ」の中で、1ルピーを恵むのに心の葛藤がある、と書いていたけど、本当にね、バクシーシって、単に小銭を「はい」ってあげればいいことなのだけど、「あげるか、あげないか」とかで悩んだりします。
まー、日本人が人に何かを恵む、という行為に慣れてない、ってのが最大の原因だと思うのだけど。

バングラデシュはイスラム教の国だから、「持っている人が持っていない人にあげる」という考え方が強くって、それプラス、やっぱり貧しい国なので、路上の物乞い、たくさんいます。
そして、バングラ人、けっこうバクシーシをあげています。
イケイケ男子大学生2人組の1人が、「いいじゃん、もう行こうよ」なんてもう1人に言われながら、立ち止まって路上で座っている物乞いにお金をあげてたり。
こういうの、日常のことなんだろうなー。

ただ、物乞いがいる風景が当たり前、というのは、やっぱり良くないことだと思う。
本当は、バクシーシではなくて、国がちゃんと対策をして、物乞いを保護しないといけないと思う。
寡婦とか、子供とか、身体に障害のある人達とかに、住む場所、働く場所を作るべき。

ということを含め、「外国人が物乞いにお金をあげる行為は、果たして正しいのか?」なんて意見もあったりします。バクシーシをする=国が何もしない態度を容認する、になるから、って理由で。
が、私の場合、そんな議論をすっとばして、バクシーシは、気が向いたらあげる、向かなかったら、あげません。
最近だと、先週路上で、若い青年が歩けないお父さんを手押し車に乗せて、2人で「アッラー、アッラー」と言いながら道の真ん中を歩いていましたが、その時は少しの小銭をあげました。(インドだと、バジャン(ヒンドゥー教の歌)を歌ってる物乞いがいるけど、バングラではイスラム教関連の言葉を耳にします。)

まあね、バクシーシをあげるのにに正解も不正解もないんだけど・・・

ただ最近、物乞いに対する態度でちょっと悩んでたりもします。

今日の話。
マーケットに買い物に行ったら、男の子が売り物の絵本を持って寄ってきました。
男の子「これ買ってよ。僕の兄弟が赤ちゃんなんだけど、お腹減ってるの。」
私「この本、いらないよ。」
男の子「じゃあ、バクシーシちょうだい。」
私「バクシーシはあげないよ。この仕事をちゃんとしなさい。」
男の子「仕事、してるじゃん!赤ちゃんがお腹すかせてるんだよ。バナナ買って。」
私「バナナは自分で買いなさい。」
と、私、リキシャで立ち去る。

こう書くと、何て冷たいんだろう、私。

でも、バクシーシをあげる気分ではなかったので、あげませんでした。
別に、それが間違ってるとは思わないけど、物乞いの子供に対して、どんな態度をとればいいのか、ちょっと悩んでしまいます。
できれば、子供の心に傷をつけたくない。でも、お金をあげたい、と思わない時もある。

あるときは、
「ジャオ。(行きなさい)」と冷たく言いました。
後で、ちょっと後悔。

あるときは、
「バクシーシはあげないよ。名前何?」とやさしく話しかけました。
子供は話してくれたけど、子供にとっては無駄な時間だったわけで、私と話していたことで、他の人からバクシーシをもらえるチャンスがなくなったかもしれない。
これは、私が自分の良心が痛まないようにやってることだな、と。

じゃあ、ぱっとお金を渡しちゃえば、それが一番の解決じゃん!と、もちろんなるんだけどね。

なんだかなー。

大人の物乞いには「マーフコルベン(ごめんなさい。)」とバクシーシをあげれないことを謝ってしまいますが、子供には、感情移入してしまって、なんだか上手く対応できません。
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by shizuka_t | 2009-08-04 14:58 | バングラデシュ
雨・高湿度・Raga Megh
バングラデシュに戻って1週間が経ちました。
バングラ・・・暑い!というか、ジメジメしすぎ!
湿度が高いのはもちろん雨季だからなのですが、雨、ときどき大雨、の毎日で、道が水没して通行不可になったり、新しい川ができて道が分断されちゃったり・・・ってのは1日だけでしたが、結構大変です。(バスに乗ってるときに大雨が降ってきて、どうしても雨の中へ降りなくてはならないときの辛さといったら!)
が、なぜかバングラの人々は活き活きしていて、新しくできた池で、子どもは水遊び、大人は網を投げて魚とり。すごく楽しそうに見えます。そういえば、「雨の中でびしょ濡れになりながらのデートがロマンチック」なんてこともバングラ人から聞いたことがあるなあ。

で、そんな雨の中、日本人の可愛い女子達と一緒に、インド古典音楽のコンサートを聴きに行ってきました。

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Sarathi Chattopadhyayさんによる、インド古典声楽ケヤールです。
Sarathiさんは、Pt. Rajen Sajen Mishraのお弟子さんなのですが、もうね、本当に上手でした。「外は雨なので、」と一曲目は、Raga Megh。会場は冷房のしっかりきいた室内だったのだけど、Raga Meghが始まってからは、一気に湿度があがって、でもなんだかそれが心地良くなっちゃって。そして、ヒンディーの歌詞が聞き取れなかったけど、どうも、離れた場所にいる恋人を思う歌、ってな感じでした。雨の中って、やっぱりロマンチック!
そして次は、Raga Champati。このRaga、私初めて聴きました。とても不思議な音階。西洋音楽の感覚だと「不協和音ちっく」、かもしれません。だけど、それがとっても魅惑的。一気にこのRagaのキラキラな世界にもっていかれました。(このRaga、ご存知の方いますか?やっぱり珍しいRagaらしくて、途中でSarathiさんの説明があったのですが、サレガム、聞き逃しました。。。とあるRagaの一部を変えると、Champatiになるようです。もう一度聴きたい!)
その後は、ガザル風な曲もあったりして、1人の声楽だけで3時間、という、バングラデシュでは珍しくしっかりしたコンサートでした。お腹一杯(はぁと)。

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そして、この日のタブラ奏者は、Pinusen Das氏。Pt.Samor Sahaのお弟子さん。バングラデシュ人です。
現在、バングラデシュには注目されている30歳前後の若手タブラ奏者が何人かいます。私もこの2年間、いろんなコンサートに通っていろんなタブラ奏者を見てきたけれど、特に上手なのは4人。勝手に「タブラ四天王」と呼んでいるのですが、Pinuさんも、その1人。
彼は、ベンガル語のタブラの本も出していて、私の場合はそれが彼を知るきっかけだったのだけど、過去にも演奏を聞いたことがあって、本当に上手なタブラ奏者です。
この日の演奏も、Raga Meghのロマンチックな感じをタブラでもキープして、全体をより甘く、そして、加速をつけるところは、きちんと前に出て、これ以上ない素敵な伴奏でした。
そして、soloも格好良くって・・・いつのまにか、一緒にいた日本人女子Yちゃんと、「きゃー、素敵!」って盛り上がってしまい、コンサート終了後には、目を☆にして、Pinu氏に話しかけに行っていました。。。Yちゃんは一緒に写真撮ってもらってた。。。私、握手してもらっちゃった。。。(このあたりに、日本のインド古典音楽界のさらなるファン獲得のヒントがあるんじゃないでしょうか。Yちゃん曰く「ジャニーズのコンサートみたいにドキドキした!」だそうです。え、ないかなあ(笑。)


まー、そんなこんなで、バングラ生活、やっぱり楽しい。うひひ!
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by shizuka_t | 2009-08-02 13:53 | バングラデシュ



猫が書いた日記、のように内容の薄い日記、の意。
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