人気ブログランキング |
Top
ラーガの本
b0122370_14412910.jpg
What the Raags told me
by Vasudev Murthy
amazon

コルカタの本屋街カレッジストリートで、「インド古典音楽の本が欲しい!」と人に聞きまくって、やっとのことで辿り着いた出版社Rupa&Co.で買った本です。
本当は、それぞれのラーガ(インド音階)の絵が集められている画集が欲しかったのだけど、見つからなかったの。
これは、ラーガ毎のイメージを文章にした、いわゆる「ラーガ詩集」のようなものです。

インドのラーガってのは、西洋音楽でいうところのスケール、ってやつでしょうか。私、恥ずかしながら音楽全般の知識は義務教育程度なので、ちゃんと説明できないのだけど、日本音階だと、イ短調、ハ長調、みたいなやつです。
でも、インド古典音楽のラーガが際立って独特なのは、それぞれのラーガに個性があるところ。
たとえば、ラーガによって、使う音、特徴的なフレーズ、そして強調する音はそれぞれ違っているし、演奏されるべき時間も決まっているし、ラーガの気分、さらには、ラーガ毎に人物像なんてものまであるんだよ。
とあるラーガの人物像は、女性でシルクのサリーを着ていて、パールのネックレスをつけている、だとか!
で、その人物像の画集が欲しかったのだけど、見つけられなかったのです。

そして、このラーガ詩集。
少し読んだだけですが、めちゃめちゃ面白い。
作者のVasudev Murthy氏は、ヴァイオリン奏者V.G.Jog氏のお弟子さんです。

内容は、たとえば、Raag Megh(Megh=雨)は、
「暑くて暑くて、みんな耐えている。私は、ふと雨の匂いを感じる。でも、まだ雨は降っていない。あいかわらずの青空だ。ああ、雨が降って欲しい。もうこの暑さに耐え切れない。すると、誰かの声がする。私を歌ってくれれば、助けてあげよう。nの音は私を呼ぶ。Pは我慢の音だ。・・・雲が集まってきた。雨だ!子ども達が池ではしゃぎはじめた。全ての生き物が再び生き返る!」
というような内容が、とっても詩的に書いてあります。
バングラデシュの雨季直前を思い出すと、ほんと、この通りだなあ。

そして、ちょっと良いなあ、と思ったのが、一番初めの項目は、ラーガじゃなくて、In Tune、タンプーラの音についてなの。
音の世界に入っていく様子が美しく書かれていて、うっとり。


インド古典音楽、面白い!
願わくば、もっと音の中に入って快楽を得られんことを!
なんちて。
by shizuka_t | 2009-03-03 15:25 | インド古典音楽
<< インド古典音楽家の本 ダッカに戻りました >>



猫が書いた日記、のように内容の薄い日記、の意。
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
2013.12より移転しました。
new"猫の日記"

連絡先
karei.india@gmail.com
最新の記事
引っ越しのお知らせ
at 2013-12-15 22:42
一日で20時間寝ました
at 2013-04-21 19:21
明日、これ!!!
at 2013-04-16 08:40
カテゴリ
バングラデシュ
インド古典音楽
お知らせ
独り言
リンク
ブログパーツ
検索
以前の記事
2013年 12月
2013年 04月
2012年 04月
2011年 11月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 01月
2001年 04月
その他のジャンル
記事ランキング
画像一覧