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バス・痴漢・抱擁
雨=ロマンチックの話は、ちょっと置いておいて、今日の出来事。

まず、反省。
今日の私の格好がいけなかった。

私、車で移動する時以外は、極力目立たないようにサロワカ(サロワール・カミーズ。バングラ女性の99%が着ています。)を着るのだけど、今日はね、サロワカだったけど、ちょっと露出が多かった。

まず、袖。
バングラでは、ノースリーブってのは、かなり特別な服装です。
パーティーだとか、高級レストランだとか、ハイソなカフェだとかでは、ときどき見かけるけど、街中では、ほとんど見ません。

で、今日の私、ノースリーブではなかったけど、おまけで袖が付いてる程度の、短め半袖を着ていました。
肩までは見えないけど、腕の肉感は丸出し。まー、服屋さんで普通に売っている服なんだけどね。
(ちなみに、エクマットラの女の子達には、「これは良くない!」と怒られたことがあります。)

そして、オロナ。
オロナってのは、胸元を隠すスカーフです。
胸のふくらみが分からないように、フワッと胸を隠します。

ところが、今日の私、右胸隠して、左胸隠さず!オロナを右側だけの肩にかけて、左側はオープンにしてました。(いや、服は着てるから、ポロリじゃないよ!)
これは、ノースリーブよりは、まだよく見る方だけど、誰もがやってる訳ではありません。
若い女の子がオシャレとして、片側オロナで道を歩いていたりはします。
日本だと、ちょっと胸元があいてるシャツ、ぐらいの感覚かなあ。

で、今日の出来事。

まず、Aという場所へ行きたかったのだけど、乗ったバスがBまでしか行かないことが発覚。
「BからAへ行くバスってありますかー?」
と隣の女性に聞いてみたら、周りの人が口々に「あるよー」と教えてくれて、さらに、「私もAへ行くから、一緒に行きましょう。」と近くのおばちゃんが言ってくれました。

そして、おばちゃんと一緒にバスを降りて、違うバスへ。
ちなみに、おばちゃんは、着古して、裾が擦り切れているヨレヨレのサリー。間違いなく、裕福な人ではありません。

で、おばちゃんについて向かった先は、超超超満員のバス・・・。
「さあ、とにかく足をバスの中に突っ込んで!先に乗りなさい!」
とおばちゃんに言われたので、無理やりバスに乗り込む私。
そして、もちろん座席はないもんだから、後から乗り込んだおばちゃんと、入り口付近で立っていました。

すると、
ん?
何か変。
私の太ももの内側を誰かがモミモミと・・・
これは・・・
目の前には、座席に座っている男・・・

痴漢!!

次の瞬間、キレやすい三十路の私は、男の胸ぐらを掴み、
「何やってんのよ!触ったでしょ!何なのよ!」
と、大声で怒鳴っていました。
(実際には、そう怒鳴りたかったのだけど、文法めちゃめちゃ。)

男、首を振っていたけど、そのうち下を向く。
そして、おばちゃんが、「こっちへ来なさい」と言って、私を男から遠い所へ引っ張っていってくれました。

私、バスに響き渡るぐらいの片言ベンガル語で大声で怒鳴ってしまったので、「外国人が乗ってる」「しかも痴漢された」ってことが他の乗客にも分かってしまい、でも、「痴漢された可愛そうな外国人の女の子」ってことで、私には誰も話しかけず、代わりにおばちゃんが質問攻めに合うはめに。
「この子は、何人なんだ。」
「どこへ行こうとしてるんだ。」
「触られたんだって?」
そして、おばちゃん、律儀に質問に答えてくれる・・・。
「日本人なのよ。」
「ダンモンディへ行こうとしてるのよ。」(←ちょっと間違ってる)
「大丈夫。私が彼女をちゃんとバスから降ろすから、心配ないわ。」

そして、席が空いても、おばちゃんは「あんた、座りなさい」と気遣ってくれて、せめておばちゃんのバス代を払おうとしたら、なんと私の分までも払ってくれていて、しかも、おばちゃんはCへ行こうとしてるのに、一緒にAで降りてくれました。

私「オネク ドンノバード(本当にありがとう。バングラ人、めったにこの言葉を使いません。私もめったに使いません)。私、ここからは自分でリキシャに乗れるから大丈夫です。おばさん、Cへ行くんでしょ?行って下さい。」
おばちゃん「いいの、いいの。リキシャ乗るまで、ついていってあげるから。」

と、その後、リキシャの値段交渉もおばちゃんがしてくれて、私、感極まり、思わず路上でおばちゃんに抱きついてしまいました。
おばちゃんも、しっかり私を抱きしめてくれて、堅い抱擁。
「オネク オネク ドンノバード」を繰り返し、リキシャの上から手を振っておばちゃんと別れました。


***


バスに乗るときは露出に気をつける。
そして、
おばちゃんには大感謝しているのだけど、人の親切を期待して行動するのは好きでないから、周りに心配されないように、きちんとした行動をする。他人に迷惑を掛けない。
今日、学んだことです。

それにしても、おばちゃん、本当にありがとう。痴漢はやっぱりショックで足が震えるぐらいだったけど、おばちゃんの優しさで心の傷にはなりませんでした。ありがとう、おばちゃん。
by shizuka_t | 2009-08-21 01:26 | バングラデシュ
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