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2009年 04月 18日 ( 1 )
映画「Je Shohor Chorabali(蟻地獄のような街)」


先週の4月11日に、NGOエクマットラ制作映画「Je Shohor Chorabali(蟻地獄のような街)」の初上映会がありました。

この映画、良い映画です。

「読み終えた後に心の位置が少しでも変わる小説は、本当に良い小説だ」なんてことを村上春樹は言っていたけど、それは映画にもあてはまる訳で、私、心の位置ちょっと変わっちゃったよ。

ストリートチルドレン、売春婦、路上物売り、ドラッグ密売・・・そういう事に関しては少なからず興味を持ってたから、本や資料でそういった問題について読んでもいたし、普段のバングラデシュ生活で目にすることもたくさんあったんだけど、その背景を実際に映像で見る、ってのはまた別の体験。
この映画を見て、一気に路上生活者を身近に感じるようになりました。
それぞれの人に背景があって、抱えている人生があって、普通の人間なんだなあ、って。

これ、外国人の私でもそう思うのだから、バングラデシュ人が見たら、もっと衝撃なんじゃあないかな。
バングラでよく言われていることの中で、「たくさん問題があるけど、それを直視しないようにしてる」ってのがあって、お金持ちもたくさんいるんだけど、貧困問題は自分と別次元の関係ない物事だと捉えているようなとこがあるの。
この映画が、バングラ人の中の意識を変えるきっかけに絶対なると思う。

そして、映画の内容じゃないんだけど、この映画をバングラデシュ人が作った、って事自体も、すごいことだと思う。
この映画で描かれている問題って、はっきり言ってしまえばバングラデシュの恥部なわけで、それを映画にして国内外の人に見せる、っていうのは結構勇気のいることだと思うの。
だけど、その恥部を描くのに、中途半端なところは全くなくて、これでもか、ってぐらい丁寧に真剣に作られてる。
「未来を写した子供達」とか「スラムドッグミリオネラ」とか、社会の恥部(インドだけど)を描いている映画はあるけど、それぞれ監督は外国人だから、問題を直視できるのも当たり前のことかもしれない。
この映画を作ったエクマットラスタッフはじめ、バングラデシュ人関係者達を、心から尊敬します。

そんなことを含め、上映後にほとんどがバングラデシュ人の600人以上の観客から割れんばかりの拍手が起こったのは、本当に素晴らしいことだと思う。


この映画がバングラデシュ、いろんな国でたくさんの人に見られて、心の位置が変わっちゃう人が続出しますように。
そして、社会が少しでも良いほうへ変わりますように。

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by shizuka_t | 2009-04-18 17:13 | バングラデシュ



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